不満が激減!!これさえクリアすれば怖くない!?〜家づくりの不満を7つに分類〜

家づくり

住宅業界はクレーム業界とも言われるくらい、クレームや不満が多い業界です。なぜそこまで不満が出てくるのか?ここでは、世間の人がお家に対する不満を7つに分類して紹介します!

この7つを気をつけるだけで、家づくりは大幅に改善されます。ここでは一旦、賃貸か戸建は問わ図に、あくまで世間一般的なイメージとしてご覧ください。

それではいきましょう!(順番に意味はありません。)

収納

まずは、収納についてです!

一般のよくある声

どの記事を見ても、収納が足りない。収納が少ない。。
靴で玄関が溢れる。もので溢れる。収納スペース。
収納量や使い勝手が悪い等があげられていました。

どうしても ものが増えていくことってありますよね。
ついつい買いすぎてします。なんてこともあると思います。

解決マインド

スペースがあれば埋めたくなるのが人間の真理です。「後で使うかも」はほぼほぼ使いません!

そもそも自分達の荷物量を把握していますか?

洋服の量から下着やタオル類まで。
身の回りの生活用品。
ストック品や食器など。
家具家電や季節ものに至るまで。

どのくらいの収納量があれば収まるのか?どのくらい空きがあるのか?を生活者本人が把握していないことには解決する方法は無いと思っています。

そして、必要以上に物を増やしてませんか?何か新しいものを買ったら、必ず1つ減らす。そんなルールを作りながら、物量をコントロールすることが重要です。

パッシブデザイン+α

続いては、パッシブデザインについてです。

パッシブデザインとは、簡単に言うと太陽の光や風などの自然を活用したデザインのこと。
今回は、パッシブデザインに合わせて、断熱・気密・換気も含めるものとして考えます。

一般のよくある声

窓をつけすぎた。冷暖房の効率が悪く、光熱費が高くなった。
断熱。日当たりが良くない。風通しが悪い。
暑い、寒い。結露がひどい。湿気、カビがひどい。
お風呂が寒い。日当たりが悪い。結露。省エネ。断熱、気密。換気。採光。

これらのことは、目に見えないものが多くあり、エンドユーザーからはわかりにくい専門的な知識が問われます。

解決マインド

専門的な分野になるため、選択する会社によって大きな差が生まれやすいです。エンドユーザーである購入者も少なからず勉強をして、知識を深めていないとどの会社を選んで良いかわかりません。

太陽に素直な設計をしてくれる会社

まずは、太陽に素直な設計をしてくれる会社(設計士)かどうかですね。
冬場は日射を入れること。夏場は日射を遮ること。風を通すための窓があるか?など自然に対して目を向けているか?

それから、断熱、気密、換気はセットで考える必要があります。これらのことは全て計算することができます。工事をする前にまずはしっかりと計算しているか?そして工事中に確認をしているか?そこまでしている会社であれば、心配する必要はないのではないでしょうか。

間取り、デザイン、バリアフリー

続いては、一番楽しい間取りやデザインについてです。

一般のよくある声

子供が増えて、手狭になる。スイッチ、コンセントの位置。
壁紙や床材のイメージが違う。段差が不便。
間取り。狭い。広さ。間取りが暮らしに合わない。
内装が好みではない。デザイン・コーディネート。
床・壁・天井が古くなった。

住宅は、まだないものを図面等を使い共有していきます。そのため出来上がってからでないと全体のイメージが把握できなことが難点です。

それから、エンドユーザーはどうしても、今の生活像が先行するため、少し先の未来の5年後10年後・その先がどうしてもイメージしづらいのが現状です。

解決マインド

ライフスタイルは変化するものです。自分たちの環境や考え・好きなものまで、年を重ねれば変わっていくものも多いと思います。

なので、ある程度は変わること・変化することを前提で建てることが必要ではないでしょうか。
まずは、変わることを理解する。

そして、流行りは廃り。普遍的なデザインを選ぶことで、長く愛せる住宅となるのではないでしょうか。

住宅設備

続いては、住宅設備機器についてです。

一般のよくある声

キッチンの設備選びに失敗。キッチンの使い勝手。
住宅設備が古い。水回りの使い勝手、広さ。
バス・サニタリーの使い勝手がよくない。
トイレの使い勝手が悪くなる。

こちらも使っていく中で、感じる小さな不満等です。家族構成やライフスタイル・年齢の変化によって、今まで良かったものがある時から使いにくいものになることもあるかもしれません。

解決マインド

そうは言っても、今の住宅設備機器は昔に比べれば、使い勝手や質も上がっているように感じます。
住宅設備も長く使えば劣化はします。初めはきれいで気に入っていましたが、掃除を怠ればたちまち見栄えは落ちていきます。

日々のメンテナンスはとても重要です。

そして、いつか壊れたり・不具合はあるものです。壊れたりしたら取り換えることも可能です。日々のメンテナンスはしっかりと行いながら、何かあったら取り替える。

システムキッチンは幅広い一般的な人向けのキッチンです。人によっては合わない場合もあります。そんな方は、制作キッチンも1つの選択肢の1つかもしれませんね。

劣化、メンテナンス

続いては、劣化・メンテナンスについて

一般のよくある声

古い。汚れ。庭・ベランダの活用ができていない。
とにかく古い。傷みがすごい。
庭の手入れが大変。住宅の劣化。
屋根・外壁の劣化など。

耳障りの良い言葉に「メンテナンスフリー」という言葉がありますが、はっきり言ってメンテナンスが必要ない商品や部材はないと思った方がいいと思っています。

解決マインド

何事にもメンテナンスは必要です。住宅は建ててからが本当の始まりと思ってます。

初めは誰でも、家づくりの1年生。
家の成長と共に、使い勝手がわかるものです。

人工物は劣化していく。自然素材は馴染んでいく。そんなところまで拘る家づくりができる素敵ですね。

安全性・セキュリティー

続いては、安全性・セキュリティーについてです。

一般のよくある声

防音。耐震性が不安。セキュリティー。
耐震性。耐火性。周辺環境。
地震。安全性。遮音。騒音。
火災や台風。外部からのプライバシー。

地震や火災・台風などの自然災害から、周辺環境などの防犯・プライバシーに関しての不満ですね。

解決マインド

自然災害など、どうしようもない場合は除き、まずはしっかりとした敷地選びからではないでしょうか。土地探しから設計士に入ってもらい、それらのリスクを徹底的に回避し計画を進める。

建物の耐震性は、許容応力度計算の耐震等級3にして地震に備える。
断熱をしっかりとしている会社では、それだけ壁の厚みも出て、気密もあるため音の面でも効果が高いと言えます。

セルロースファイバーは、防音効果の高い断熱材になります。そう言ったものを使用するのもいいかもしれません。

お金

最後は、お金についてです。

一般のよくある声

メンテナンス費用を忘れていた。
希望を全部入れたら予算オーバーした。
ローンの返済が大変などです。

家づくりにはお金が付き物です。ローンの返済に固定資産税。数年後に訪れるメンテナンスの費用も含めてしっかりと計画することが重要です。

解決マインド

まずは当初の資金計画をしっかりとすることが重要ですね。無理のない範囲の住宅ローンの借入をおすすめします。

中には、ちょっと厳しい返済計画でも進めてくる営業がいるかもしれません。見極めるにはやはり、自分自身でお金について勉強するしかありません。

長期間の返済では、多くの利息を払うことになります。仮に35年間の返済と合わせて積立ニーサなどで資産運用することで利息分を取り戻すこともできると思っています。

老後の資金と合わせて、ぜひ資産運用も検討するのも1つの手だと思っています。

最後に

これら7つを体系的に網羅することができれば、家づくりで失敗することは少なくなると思いました。

そして、これらの項目を調べていて感じたことは、知識があれば失敗するリスクは限りなく下げることができると感じました。自分自身が設計という立場で日々勉強していることは無駄ではないと思いました。

あとは、しっかりとしたコミュニケーションが大事ですね。それは営業担当はもちろんのことですが、夫婦での話し合いもそうです。家づくりでは多くの人が関わることで1つの住宅が出来上がっていきます。専門的なことも多いので、それを代行するために営業マンなどがいると思います。少し面倒な部分や難しいところも、人任せにせず自分が納得・理解した上で進めていけば限りなく不満は減らすことができるのではないでしょうか。

設計者自身の自邸でも同じことが言えます。100%満足のものなど存在しません。その時の全力で設計するも1年後には、新しい商品が出ていたり、違った考え方があるかもしれません。

そんなことを頭に入れてから、家づくりをしてもらえると、良い家づくりができるのではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました